利用者の家族からネットワークビジネスに…

ある日利用者の家族からネットワークビジネスに誘われた。

正直ネットワークビジネスに興味もないし、

やりたいとも思わない。

だからお断りはしたんだけど、

はっきり言って関係性は悪化したよね。

✔︎ この記事で解説したいこと

  • ケアマネへのネットワークビジネス勧誘の手口
  • 断りにくい関係性
  • どうやって断った
  • その後どうなったのか
麦マネ(Twitter)

介護業界で22年目、41歳。ONE PIECEを愛する。
〈 資格 〉
・主任ケアマネ
・社会福祉士
・介護福祉士

介護の仕事と資格について情報発信。

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ネットワークビジネスに誘われた経緯

最初は定期モニタリングのときです。

突然家族から

家族
家族

麦マネさん、

〇〇(ネットワークビジネス名)

って知ってる?

聞いたことある名前だったので、

すぐにピンときた。

しかしあまりの突然の話にビックリして

「え?何ですか?」と答えるの精一杯。

そこから夢の話やらお金に困らない話やら、

ネットワークビジネスあるある話題のてんこ盛り。

まあその日は相手も様子を見ていたのでしょう。

それ以上しつこく勧誘することなく

「考えといてねー」で終わりました。

あとで思い返してみれば、

数回前のモニタリングからやけにお金の話をしてくるなーと思ったのでも合点だ。

だんだんと勧誘の回数が多くなる家族

徐々に遠慮なく勧誘をしてくる家族にはマジで参りました。

一度勧誘を口走ったら、その話しかできないのがネットワークビジネスの恐ろしいところですね。

 2回目は電話で

丁度が僕がコロナでグッタリしていたときに家族から電話が。

「うわー。どうせあの話だろ…」

と思いながらも、

掛け直すのも億劫だったので電話を取った。

家族
家族

あら?体調悪い?この前の話なんだけど、また今度ね。

さすがに体調が悪いと悟ったのでしょう。

ご覧の通り、もうこの段階で「ケアマネと家族」という関係性は崩れてます。

3回目はモニタリングで

モニタリングで家族と面談すると、ネットワークビジネスの話ばかりでウンザリ。

利用者(お婆ちゃん)が目の前にいても、お構いなし。

もうこうなればコチラだって利用者どころではない。

「そうなんですねー」と適当に相槌しながらも心の声は

麦マネ
麦マネ

早く解放してくれー

4回目は上司らしき人を使って電話で

仕事中にまた電話がかかってきた。

家族
家族

麦マネさん、私がお世話になってる人がお話したいって。

ちょっと代わるね。

麦マネ
麦マネ

俺はお世話になってないし、

勝手に代わるなって

上司という人
上司という人

麦マネさんですか。

あれこれあれこれ〜

はいはいと思いながらも、

この人なら断りやすい!と思って

麦マネ
麦マネ

うち副業禁止なんすよ〜(嘘)

と言ったら、この上司らしき人はあっさり引いてくれた。

ラッキ〜🎵

しかしこの家族は別。

家族
家族

麦マネさん、

今はみんな副業やる時代なのよ

なんて捨てセリフを言われる始末。

あんた達スマホのスピーカーを使って話してただろw

5回目も電話で

また家族から電話がかかってきた。

家族
家族

この会社は福祉車両を施設に寄付とかしてるのよ。

すごいでしょ!

社会貢献活動をやっているちゃんとした会社だとアピールしたかったのでしょうね。

信者には刺さるかもしれないけど、僕に刺さるわけがない。

ハッキリ断りにくい理由

麦マネさん早く断ればいいのにと心配されるかもしれないけど、なかなかそうはいかないんだよね。

断った後も、ケアマネと家族の関係性は続くから、できれば穏便に解決したいのが理想。

勝手に誘ってきて、理解してもらえないと、怒ってどこかに行く

ネットワークビジネスを断ると、今まで築き上げてきた関係性が崩れます。

これはケアマネ業に限らず、友人知人という関係でも同じ。

『私を金づるとしか見てない』『怪しいことに私を巻き込もとしてる』

そんな風に思っちゃうんだよね。

そして理解してもらえないと、

家族
家族

なんで理解してくれないのよ!

もういい!!

そして今までの関係すらも全てを切られる。

勧誘を受けた側も関わりたくないので関係を切りたいのも本音でしょうね。

ケアマネ業がやりにくくなる

さすがにハッキリと断ればもう勧誘を受けることはないけど、

はっきり言ってお互いに調子は悪いよね。

もう関わりたくないと思うよね。

それでも担当である限り、仕事として連絡を取り続けなければいけない事実。

だからこそ!だからこそ!!

出来るだけ穏便に解決したいし、そもそも誘ってほしくなかったのよ。

ついにネットワークビジネスを断った!

話は元に戻るが、5回目の誘いがあった直後にお断りをした。

どのように断った?

電話や対面だと相手にも話を与える隙を作ってしまう。

だからショートメールを使って文章で一方的に断りました

断る理由としては

  • うちの会社は副業が禁止
  • お金に困らないように対策している
  • 情報提供はありがたいが、必要ない

以上を文章を使ってはっきりと断りました!

直後の反応

で、返ってきた返事はというと、

家族
家族

そうですか!

要らぬおせっかいでしたね!

すみませんでした!

噂ではお給料が上がったと聞いております

ほらね( ・∇・)

案の定のブチ切れ返事。

それに給料が上がったとか、どこ情報のどんな皮肉なんだw

その後の関係

まあハッキリ言って、良い関係ではないよね。

勧誘は終わった

さすがに勧誘されることはなくなりました。

というか、これでも勧誘を続けるようなら、相当なもんだよね。

お互いに業務的な態度

あちらはとにかく冷たい態度です。

こちら側もどう接すればいいのか分からない状況です。

だから笑顔なし、必要以上の会話なし、業務的な態度でモニタリングやってます。

まとめ

僕は利用者の家族からネットワークビジネスの勧誘を受けました。

ケアマネと家族という関係性が崩れないようにギリギリまで攻防しました。

結局のところ理解を得られずに、僕の方からハッキリお断りしました。

当然のごとく、その後の関係も悪化という結末に…。

多分あちらも同じだろうが、月1回モニタリングで会うことが億劫でしかない。