こんにちは、麦マネです。
『介護認定の更新ってどうやるの?』
『更新しなかったらどうなる?』
『介護サービスは使ってないけど、それでも更新するの?』
介護認定は自動的に更新されないので、定期的に手続きをする必要があります。
担当ケアマネがいない人は自分で更新しなければいけないので、この記事で勉強していきましょう。
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介護認定の更新【3つの手順】
担当ケアマネがいない人は、自分で更新の手続きをやります。
でも難しい仕組みはなく、手順はたったの3つです。
- 有効期間の把握
- 更新申請の手続き
- 認定調査と主治医意見書
有効期間の把握
実は有効期間を忘れないように把握しておくことが一番の難題です。
ケアマネさんはどうやっているの?
ほとんどの場合、介護保険ソフトを使っているので、忘れないんですよね。
ずるーい!
市町村によっては有効期間が切れる前に【お知らせ通知】が郵送されることもありますが、実施している市町村は減少傾向のようです。
では、介護保険被保険者証(以下:介護保険証)で見ていきます。
書式は市町村によって多少の違いはありますが、書いてある内容は一緒です。
【認定の有効期間】という項目があります。
この有効期間内は要介護(支援)認定が使えることを指しています。
介護保険証について更に詳しく知りたい人はコチラをどうぞ。
介護保険証の見方を日本一わかりやすく解説。保険証の準備はOK?
更新申請の手続き
市町村によって手続きの順番が若干違うことがありますが、やることは一緒です。
提出書類
- 更新申請書
- 介護保険証
- 医療保険証(40歳以上65歳未満)
更新申請書は市町村のホームページでダウンロードするか、窓口でもらいます。
更新手続きできる期間
有効期間が切れる60日前から手続きはできます。
例)有効期間:R1.10.1~R2.9.30の場合
⇓
R2.8.2より更新手続きができる
カレンダーや手帳の8月2日に『更新申請!』って書いておきましょう。
8月2日~9月30日までの間に市町村に提出書類を出せば、更新手続きは終了です。
あとは認定調査と主治医意見書を作成してもらうだけです。
認定調査と主治医意見書
更新手続きが終わったら、審査会の資料を作るだけですが、これも簡単!
- 認定調査を受ける
- 病院に主治医意見書を出す
認定調査を受けてから、病院に行くんでしょ?
この質問は多いのですが、順番はどちらでも大丈夫!
というより病院の先生は忙しいので、主治医意見書は早く出したほうがよいです!
こちらで詳しく解説していますので、気になる方はどうぞ。
介護認定調査を上手に受けるコツ。現役の認定調査員が解説します!
介護保険の主治医意見書とは?主治医意見書の役割を詳しく解説。
更新を忘れたら介護認定はどうなる?そのときの対処方法は?
介護サービスを使っていないと、うっかり更新するのを忘れることがあります。
『更新を忘れたらどうなるの?』
『忘れた時はどうすればよいの?』
結論はこんな感じです。
- 認定がなくなる、介護サービスが使えない
- 新規で介護認定を受ける
認定がなくなる、介護サービスが使えない
介護認定の更新をやらないと、介護認定がなくなります。
介護認定がなくなると、デイサービスや訪問介護、施設入所など、介護サービスが使えなくなります。
更新していないけど、どうすればいいの…?
新規で介護認定を受ける
あらたに介護認定が必要になったときは『新規申請』を行います。
今度は『更新』ではなく、『新規』です。
新規といっても、手続きをするタイミングが違うだけで、手続き方法は一緒です。
新規 | 更新 | |
手続きのタイミング | いつでもOK | 有効期間が切れる60日前から |
介護認定の更新をやった方がよい人、やらなくてもよい人
介護サービスは使わないけど、更新はやった方がよいですね?
実際にそうでもありませんよ。
全ての人が介護認定の更新をするのは無意味です。
更新手続きをやった方がよい人、やらなくてもよい人を解説します。
更新手続きをやった方がよい人
1~2ヶ月後に介護サービスを受けたいと考えている人は、更新手続きをやっておきましょう。
- 介護認定の結果が出るのに1ヶ月程度かかるから
- 1~2ヶ月後に状態が大きく変わっていると思えないから
近い将来(長くても半年以内)に介護サービスを受けるつもりなら、介護認定は更新しておきましょう。
更新手続きをやらなくてもよい人
介護サービスを受ける予定が全くない人は、更新手続きをやる必要はありません。
更新したら要支援1ぐらいは降りるでしょ?
認定を受けておいた方がよいと勧められるし…
確かにそうかもしれませんが、こんなデメリットもあります。
- 要支援1の認定が降りても、使える介護サービスは少ない
- 本当に介護が必要と思ったときは、要支援1の状態ではない可能性がある
結局、区分変更申請が必要となり、また認定調査を受けなければいけません。
介護サービスを使うか、使わないか分からないのに、お守り代わりで介護認定をもっているのはあまりに無意味です。
いったん認定を切らして、必要なときのに新規申請をやった方が、時間の無駄になりません。
まとめ
介護認定の更新は3つの手順です。
- 有効期間の把握
- 更新申請手続き
- 認定調査と主治医意見書
更新申請を行わなければ認定は消滅するので、定期的な更新が必要です。
だけど、介護サービスを使っていなければ、無理して更新する必要はまったくありませんので安心して大丈夫です。