一人暮らしの母が転んでばかり…。歩くのに不自由しているから、介護用品を揃えなきゃ。
でもどこで販売されているのだろ?
介護保険をつかって買うこともできるのかな?
加齢による筋力低下、脳梗塞による片マヒなど、今まで一人でなんでもやっていたことが、人の手を借りないといけなくなる。
だからといって、仕事や家事もあり、付きっきりで介護はできないし、一人暮らしであれば尚更です。
だけど介護用品を使えば一人で出来ることも増えるし、介護の負担も大きく減ります。
そんな便利な介護用品ですが、販売しているお店を探していませんか?
結論、介護用品は身近なお店でけっこう販売されています。
とはいえ、種類も豊富で『どれを買えばよいか迷う』という悩みもあるでしょう。
この記事を最後まで読めば、今すぐに介護用品を買いにいくことができます。
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介護用品の販売店。おすすめの3店
介護用品は今や、どこにでも販売されています。
ホームセンター、薬局、百貨店、インターネット、靴屋…。
決してケアマネージャーを通さないと買えないものではありません(後述する特定福祉用具購入は除く)。
販売店によって品揃えや専門性は違いますが、品質に大差はありません。
あとはライフスタイルや家庭の考えで、どこで購入するかを決めればよいでしょう。
おすすめの3つの販売店を紹介します。
ホームセンター
手軽に購入できるのはホームセンターです。
- 商品を直接みれる
- よく売れる介護用品は揃えている
- 生活圏内にある
実際に商品をリアルに確認できるし、近くにあるので行きやすいことが最大の魅力です。
注意点として、販売スタッフに専門性がないことだけは考慮しておきましょう。
これとこれの違いはなんですか?
えっと、ここの違い…だと思います…。
とはいえ、そこまで専門性がいらない商品ばかりなので、急いで揃えたいときは近くのホームセンターで購入しましょう。
福祉用具レンタル業者
専門性を求めるなら、福祉用具レンタル業者です。
- ホームセンターでは販売されていない商品も取り扱っている
- 専門家のアドバイスを受けられる
福祉用具レンタル業者であれば、介護用品の悩みは解決できます。
ただし、カタログ取り寄せが多いので、急いでいる場合は向いていません。
ちなみに、生活圏内をよ~く見渡してみてください。
気付かないだけで、あちこちにお店がありますよ。
“ 〇〇市 福祉用具 ”でググってみましょう。
市単位で1~5は見つかります。
Amazonやインターネット
【メリット】
- インターネットの品揃えは無限
- 店舗販売より料金が安い
- 遠くに住んでいる家族もスマホ一台で購入できる
【デメリット】
- 商品の実物が確認できない
- アドバイスを聞けない
時間や場所を選ばす、いつでも購入できるのがAmazonやインターネット通販です。
【特定福祉用具販売】介護保険で買える介護用品は少ない
介護保険を使って、もっと安く介護用品を買えないの?
介護保険では、【特定福祉用具販売】で福祉用具を安く購入できます。
特定福祉用具販売とは
1年間に10万円を限度に、1~3割の値段で介護用品を購入できるので、とてもお得な制度といえます。
要介護の区分に関わらず、介護認定さえ持っていれば使えるので、割と誰でも使うことができます。
特定福祉用具販売が許可されているお店は、都道府県に指定を受けた事業所のみです。
いわゆる福祉用具の専門店であり、ホームセンターやインターネット通販は該当しません。
介護用品が1割なんてお得すぎる。
あれもこれも買いたいわ♬
ところが何でも購入できるわけではありません。
次の章で解説します。
特定福祉用具販売で買えるもの
- ポータブルトイレ
- 入浴補助用具
- 自動排泄処理装置の交換可能部品
- 簡易浴槽
- 移動用リフトのつり具
- 入浴用介助ベルト
これらは全て入浴や排泄などに使う介護用品なのですが、実用性が低い商品ばかりです。
例えば、簡易浴槽を買うぐらいなら、デイサービスや訪問入浴介護を使った方が効率がよいなど。
この中では、使える用途がありそうな物はポータブルトイレぐらいです。
安く購入できるのは魅力ですが、欲しい物も少ないのが特定福祉用具販売です。
介護用品はレンタルもできる
同じく介護保険ではレンタルもできます。
どちらかといえば、介護保険としてはレンタルがメインの使い方となっています。
レンタルとは
- 毎月決められた金額を支払う
- ケアマネが必要性を判断し、プランに載せる
- 車椅子は約600円、介護ベッドは約1200円など
メンテナンスや使わなくなったあとの引き取りを考えると、レンタルはとても使い勝手がよいです。
よく売れている介護用品
では介護保険は使わず、自費で購入する介護用品には、どんなものがあるのでしょう?
人気の3点を紹介します。
介護シューズ
【 介護シューズが人気な理由 】
- 転びにくい
- 履きやすい
- 軽い
介護認定を持っている人は、ほぼ利用している介護シューズ。
『介護シューズ』というネーミングなのに、介護らしくないあたりが人気の秘密です。
病院や薬局で隣に座っているおばーちゃんの足元を見てみてください。
『あの人も』『この人も』み~んな介護シューズを履いていますよ。
そしてどこにでも販売されています。
ホームセンター、薬局はもちろん、インターネットでも『ポチっ』と押せば、明日には自宅に届くでしょう。
杖
【 杖が人気な理由 】
- 手軽さ
- 安い
- 邪魔にならない
- どこでも使える
最近の杖は、花柄やアロハ・光沢ブラックなどお洒落にできており、いわゆる『ジジ臭さ』『ババ臭さ』がありません。
高齢者にとって必須の日用品、消耗品であるので何本持っていても構いません。
母の日や誕生日プレゼントに最適です。
※介護用品でレンタルできる『歩行補助杖』とは使う用途が違います。歩行補助杖はガッチリ支えてくれるので、杖歩行では危険な人に向いています(目安は要支援2~介護1)
シルバーカー
【 シルバーカーが人気な理由 】
- 杖より支えがしっかりしている
- 買い物カゴの代わりにもなる
最近のシルバーカーは、トランクタイプ・シンプルなどお洒落にできているので、プレゼントに最適な介護用品といえます。
杖は何本も使い分けることが多いのですが、シルバーカーは一台あれば十分です。
※介護用品でレンタルできる『歩行器』とは使う用途が違います。シルバーカーはシンプルな骨組み、歩行器はガッチリ支えてくれる骨組み。歩行の安定を求める人には歩行器がよいでしょう(目安は要支援2~介護1)。
買わない方がよい介護用品
- 介護ベッド
- 車椅子
『他の人が使ったものはちょっと…』とか『60~70代でまだまだ長く生存できる』などの理由がない限り、購入はお勧めしません。
介護ベッド
高齢者は布団に寝るより、ベッドが楽です。
- 立ったり座ったりの動作が大変
- 転んで骨折する可能性もある
介護ベッドであれば、背もたれやベッドの高さ調節もボタン一つなので、介護する側の負担も大きく減らすことができます。
【 介護ベッドのデメリット 】
- 数10十万の費用
- 使わなくなったあとの処分に困る
- あと何年使えるか分からない
高いだけの問題ではなく、使わなくなった後のことも考えると、レンタルで割り切った方が気持ちも楽です。
介護が必要になってから買うというより、70代頃から将来の介護を見越して買うのであれば、よい判断だと言えます。
車椅子
介護ベッドほどスペースは取らないし、金額も高くないのですが、車椅子も買うのはお勧めしません。
- 車椅子を使う期間は長くない
- 状態が変われば、車椅子の種類も変わる
- メンテナンスが大変
車椅子を使う人で多いのは、90代、要介護2以上。普通に考えて、生存期間が長いとは言えません。
そして状態が変われば車椅子も変わります。始めは普通型の車椅子でよかったかもしれませんが、リクライニング式車椅子になり、最終的にはストレッチャーになります。
車椅子は消耗品です。使う頻度にもよりますが、2年に1回程度はタイヤはパンクします。
このような理由から介護ベッドと車椅子は購入よりレンタルを強く勧めます。
まとめ
【 おすすめの介護用品の販売店 】
- ホームセンター
- 福祉用具レンタル業者
- Amazonやインターネット通販
品揃えや専門性は違うけど、品質に大差はないので、ライフスタイルに応じて買ってよいでしょう。
私はまだ…(照れ)
なんて言われるかもしれませんが、介護用品はもはや日用品です。
実用性があり、母の日や敬老の日にプレゼントしたら、とても喜ばれます。