介護認定をうけるにあたっては主治医意見書というものが必要です。
今回は主治医意見書について分かりやすく説明していきます。
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介護サービス利用までの流れ
- ①
現在(将来でもよい)困っていることを相談
- ②
介護保険の認定の申請の手続きを行う。
- ③主治医意見書 ☜今回の解説
主治医から心身の状況の意見書を作成してもらう。
- ④
調査員が訪問し、心身の状況を調査します。
- ⑤
訪問調査と主治医の意見書をもとに介護の必要性や程度を審査。
- ⑥
「非該当」「要支援1・2」「要介護1~5」のいずれかの区分で認定がおります。
- ⑦
ケアマネージャーがケアプランを作成します。
ケアプランにもとづいて自宅でサービスが利用できます。
- ⑧
ケアマネージャーがケアプランを作成します。
ケアプランにもとづいて施設でサービスが利用できます。
介護認定の主治医意見書って何なのよ?
その名の通り、主治医(病院の医師)が作成する書類です。
介護認定を受けるにあたっては、医療的な目線で「介護の手間」を認定審査会で述べてもらう必要があります。
先生、審査会に行って私のことを説明してください。
そんなん無理ですよ!患者さんいっぱいいるし。
病院の先生は忙しいようなので、主治医意見書という『お手紙』を書いてもらうわけです。
主治医意見書はどうやって手に入れるの?
介護認定の申請書を提出したら、主治医意見書をもらえます!
と自信をもって言いたいのですが、行政によってマチマチです。
先に主治医意見書を交付される場合、直接病院に郵送、認定調査終了後など・・・。
主治医意見書はどこの病院に出せばいいの?
定期的に通院している病院に出しましょう。
かかりつけ医であれば検査データなども持っているので、
ある程度の状態は把握しています。
2か所の病院に通っているんですが・・・
内科の他にも、腰が痛くて整形病院にも行っているのよ。
内科の病院と認知症の専門病院に行っている。
複数の病院に意見書作成依頼はできませんので、1か所に絞る必要があります。
どの病院を選んでも問題はありませんが、主治医意見書は審査会の判定材料の一つです。
本人のことをあまりに知らない先生より、しっかり把握している先生に書いてもらうことをお薦めします。
主治医がいない場合
病院が嫌いなので、普段から薬も飲んでいません。
医療費を節約してくれて、とても素晴らしいですね。
しかし、介護認定を受けるようであれば主治医意見書は必要です。
主治医意見書が揃わないと、申請が却下され介護サービスを受けることができません。
- 以前通院したことがある病院で良いので、もう一度受診する。
- どうしても主治医が見当たらない場合は市町村が指定する医師から診察を受ける。
主治医意見書はいつ提出すればいいの?
病院の先生は忙しいらしく主治医意見書作成が遅れる場合があります。
だから主治医意見書が手元にきた時点で、早め早めに提出してください。
余談ですが、こんなことが起こりえます。
来週の病院受診のときにこの意見書を病院にだしておいてください。
わかった、わかった。心配性じゃな。
・・・1カ月経過・・・
まだ介護保険証が届かないな~。担当者会議が開けないよ。
おじいさん、主治医意見書は出しましたよね?
主治医意見書?なんじゃそれは?出しておらんぞ。
こんなことが起こりえるので、私の場合はケアマネで申請を行い、ケアマネが直接病院に届けるようにしています。
他にも主治医意見書が遅れる理由はこちらで確認できます。
主治医意見書ってどんな内容なの?
医師からみた目線で介護の手間がどの程度あるのかを判断する内容です。
しっかり封をしてあるので患者さんは見れません。
日常のことまで主治医は知っているの?
実はそうなんです!
治療内容であればしっかり書けるのですが、普段の動きと言われても1ケ月に1回程度しか顔を合わせない主治医がそこまで詳しいわけがありません。
だから市町村によっては「主治医意見書予診票」などを本人家族に記載させ、予診票をもとに意見書を作成することもあります。
主治医によっては本人に聴取しながら意見書作成まで行う病院もあります。
主治医意見書の料金
主治医意見書作成の料金は事務費として市町村が負担するので、本人が支払う必要はありません。
意見書作成と同時に通常の診察を受けた場合は、診察料としては通常通りの負担はあります。
まとめ
主治医意見書は認定を受けるための大事な書類です。
審査会の重要な判断材料となるので、今困っていることをしっかり主治医に伝えましょう!
又、書類の提出忘れで認定が遅れれば介護サービス利用にも影響が出るので、しっかり確実に提出する必要があります。
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