両親二人が老人ホーム入所を考えているんだけど、部屋は2つ借りるのかな?
この場合、夫婦部屋を借りるか個室を2つ借りるかの選択肢となりますね。
ただし現実的には個室を2つ借りるケースが圧倒的に多いです。
その理由と部屋選びのポイントを入所相談員の経験がある筆者が解説します。
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(まとめ)夫婦で老人ホームへ入るとき部屋はどうする?3つのポイント。
- 夫婦部屋を借りるか、個室を2つ借りるか
- 老老介護の問題
- どちらかが重度化した場合
3つポイントを考えてから部屋を選んでいきます。
夫婦部屋を借りるか、個室を2つ借りるか
- 個室を2つ借りるより夫婦部屋を1つ借りた方が安い
- 夫婦部屋は人気がある
しかし、夫婦部屋を扱っている老人ホームの数が少ない上に人気があるので、個室を2つ借りるケースが圧倒的に多いです。
今までずっと一緒に暮らしてきたんだから、寝る時まで一緒じゃなくて良いですZzz
こんな理由で個室を選ばれる方もいます。
顔も見飽きたので居室フロアも2階と3階に分かれて、2~3日に1回顔を見るぐらいで良いです。
夫婦の考え方ありますので、個室であれば自由が利きます。
老老介護の問題
老老介護が大変だから入所したハズなのに、老人ホームでも老々介護をしてしまうケースがあります。
老老介護(ろうろうかいご)、あるいは老老看護(ろうろうかんご)とは、家庭の事情などにより高齢者が高齢者の介護をせざるをえない状況のことである。
老老介護 Wikipedia
お父さん、トイレに連れていってあげる。
洋服を着せてあげる。
- 夫婦部屋や個室間の距離が近いほど起こりやすい
- 個室(夫婦部屋)という空間では職員の目も届かない
お酒をガブガブ飲ませる等も…
お父さん、飲んで飲んで♡
部屋の距離と夫婦の絆が思わぬ方向に向かうことも十分あります。
どちらかが重度化した場合
夫婦部屋はどちらかが介護度が高くなると使い勝手が悪くなることがあります。
介護スタッフが部屋に入ってくる回数が多くなるので、元気な妻(夫)にとっては頻回な訪室は気になって仕方ありません。
- 夜中のオムツ交換
- 巡回など
又、どちらかが先に亡くなってしまった場合の部屋代も確認しておきます。
具体的には
- 夫婦部屋に居続けてよいのか、その場合の料金
- 個室に移るときの一時金の扱い
これらの問題は個室であれば最初から深く考える必要はありませんね。
家族にとってのメリット
夫婦が一緒の老人ホームに入所することは家族にとってもメリットです。
具体的には
- 洗濯
- 日用品の買い出し
- 面会
- 介護の相談窓口が一か所
なにより同じ施設に両親がいることが何よりの安心になるでしょう。
夫婦で入所できる老人ホームの種類
夫婦部屋や個室の問題ではなく、入居資格として入所できない老人ホームがありますので確認しておきましょう。
夫婦で入所できる老人ホーム
- 介護付き有料老人ホーム
- 住宅型有料老人ホーム
- サービス付き高齢者向け住宅
- 高齢者向け賃貸住宅
これらは元気な人から要介護5まで入所条件が広く、老人ホームの数も多いので探しやすいでしょう。
夫婦で入所は難しい老人ホーム
- 特別養護老人ホーム(要介護3以上)
- グループホーム(要支援2以上かつ認知症診断)
入所資格が厳しいので夫婦で入所するのは難しいです。
老人ホームを探すタイミング
夫婦で入所を考えているようであれば、今すぐに探し始めることをお勧めします。
- 夫婦部屋は少ない
- 個室であっても2部屋空いているとは限らない
どちらか先に入所して部屋が空くのを待ったり、個室で待機しながら夫婦部屋が空くのを待つものお勧め戦法です。
検索サイトによってはチェックを入れるだけで夫婦部屋を絞って検索してくれます。
詳しい老人ホームの検索方法はこちらからどうぞ。
まとめ
夫婦で老人ホームへ入所する場合、部屋をどうするかが重要なポイントとなります。
しかし両親が同じ老人ホームへ入所していれば子供にとっても安心です。
良い老人ホームが見つかればよいですね(^^♪