あのころの面会
もう戻れない
こんにちは、麦マネです。
コロナ禍の中、世間は新しい生活様式に変わっていますが、介護施設の面会はまだまだ制限がかかっていますね。
私も介護施設に出入りする立場であるため、仕事がやりにくくストレスに感じています。
それ以上に家族の方は『いつまで面会制限が続くのか』不安を感じているでしょう。
実は私も4月のコロナ真っ最中に祖母を亡くしました。
そんな中なので、もちろん誰も面会にいけずに一人で逝ってしまいました。
5月頃よりオンライン面会を勧める施設もチラホラと。
でも家族としては『オンライン面会って難しそう…』そう考えていませんか?
私だってそう思います。
あの頃のように、気軽に面会に行ける時代には戻れないと考えています。
そして理想ではなく現実的な方法、入所者も家族も現実的にできる面会を日々考えていますので、私のアイデアを紹介します。
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【コロナ】介護施設の面会制限の状況
- リアル面会
- 介護施設の窓越しで面会
- オンライン面会
リアル面会
コロナが流行ってからは、介護施設に入所している人はリアル面会が難しくなりました。
そこまで流行していない地方では、第1波がおわった頃に面会制限を解除した介護施設も多くあります。
ところがそこでコロナ第2波!
いっせいに厳重な面会制限に戻ってしまいました…。
第2波も収まり、部分的に制限が緩和されつつありますが、介護施設では細心の注意を払っています。
『いつでも面会どうぞ』と言っていたあの頃に戻れるのは、まだまだ先になるでしょう。
介護施設の窓越しで面会
建物の1階スペースに大きな窓があれば、互いに窓越し面会ができます。
声は聞こえませんが、『顔を見せあう』『手と手を窓越しに合わせる』それだけでも互いに安心できるし、繋がっている気持ちになります。
こんな感じです。
私もその風景を見たことがあるのですが、胸にグッとくるモノがありました。
やはり声だけよりも、互いの姿を確認する方が安心するのですね。
ただし、この窓越し面会にはデメリットが一つあります。
自分で1階のその場所まで行ける人は何の問題ありません。
もしもしお母さん、今から面会に行くから、1階に降りてきて。
分かった、すぐ行く。
こんな感じ。
ところが、一人でその場所まで行けない人は、介護施設のスタッフの力を借りなければいけません。
本人の状況によっては言葉を代弁してあげたり、身振り手振りをしてもらうなど、かなりの力を借りなければいけません。
もちろん、コロナの時代です。
スタッフの方も出来る限りの要望に応えたく、快く手伝ってもらえます。
でもね、家族として『申し訳ない』『そこまでしてもらうのは…』こんな気持ちになるのは不思議ではありません。
窓越し面会は、顔が見れるぶん安心感は生まれますが、スタッフの力を借りなければいけない人にとっては、ハードルが高くなります。
オンライン面会
今の時代、スマホやタブレットがあれば、その場所に行かなくてもオンライン面会があるので便利ですね。
国も『LINE』『ZOOM』『Skype』によるオンライン面会を推奨しているほどです。
画像も音声もハッキリしているので、リアル面会に近い面会になりますね。
次の章でオンライン面会について、もう少し深掘りしていきましょう。
介護施設オンライン面会のメリットとデメリット
- オンライン面会のメリット
- オンライン面会のデメリット
オンライン面会のメリット
- 顔も見れるし、声も聞ける
- 距離は関係ないので、いつでも会える
コロナの中では介護施設に入れないので、オンライン面会はとても有効な方法ですね。
遠方に住んでいる家族も、オンラインであればいつでも面会できます。
オンライン面会のデメリット
- 操作方法がわからない
- 認知症の人は混乱を招く
介護施設に入所している人はもちろん、その家族もアプリの操作方法には馴染みがありません。
入所者の子供さんは50~60歳で、それなりに年配です。
別に馬鹿にしているわけではなく、普通にハイテク機器が苦手な世代です。
Skype…zoom…
LINEは知っているけど、オンライン???
普通にこんなもんです。
そして80~90歳の入所者は、チンプンカンプンであることは言うまでもありません。
もう入所者に限ってはタブレットの全介助が必要です。
こんな状態で、オンライン面会を積極的にやるかといえば、違いますよね?
これは私が担当している家族の方からのリアルな声です。
もう少し時間がたてば、オンライン面会が当たり前の世の中になるかもしれませんが、まだ時間はかかりそうですね。
そして、認知症の人にオンライン面会を使うかどうかは、かなり微妙です。
まず、コロナの中、面会が少なくなり認知症が進行したケースはかなり多いです。
そのように頭が混乱している中で、四角い板(スマホ)から家族の姿が見えたり、声が聞こえたり、さらに混乱を招くことがあります。
もちろん、オンライン面会でも本人が喜んでくれて、安心してくれたら良いのですが、ハッキリ言って一か八か戦略です。
これも私の担当利用者に起こった事実です。
もっと手軽に、入所者も家族もできる面会方法はないのか、いつも考えていました。
新しい介護施設の面会方法を考えました
- 見守りカメラについて
- 見守りカメラを使って面会する
- この方法を使わない方がよい人
少し話がズレますが、私の子供たちはコロナが流行してから、児童クラブに行かなくなりました。
とはいえ、小学校1年生と3年生。
ゲームをやっていれば留守番はできるのでしょうが、親として心配です。
そこで見守りカメラで仕事中でも見守れる体制を作りました。
そして考えたことは、見守りカメラをオンライン面会の代わりに使えないだろうか?
見守りカメラについて
私はAmazonでTapo-C200を購入しました。
まあハッキリいって、見守りカメラの老舗ブランド、どの商品が良いのか、選定基準すら分かりません。
評価、金額、コスパを重視して選びました。
【Amazon Alexa 認定取得】 TP-Link ネットワークWi-Fiカメラ ペットカメラ フルHD 屋内カメラ 夜間撮影 相互音声会話 動作検知 スマホ通知 Tapo C200 3年保証使い方も簡単で満足しています。
設定まで終わってしまえば、ボタン二つでカメラを使うことができます。
※設定方法と具体的な使い方は、次の章で解説します。
画質と動画
全然カクカク感がなく、リアルタイムに動画を見ることができます。
暗闇でもこの鮮度な映り。夜の見守りにも使えます。
サイズ、デザイン
ペットボトルと並べてみたら、これくらいの大きさ。
監視カメラのような物騒なイメージはなく、近未来ロボットのようにクリーンなデザインとなっています。
【簡単】見守りカメラを使って面会する
使い方は簡単です。
とは言え、入所者が使えるかと言われると微妙です…。
でも家族さんにとっては使い方は簡単です。
この章では以下について解説します。
- 設定について
- 設置について
- 具体的な使い方について
- この方法を使わない方がよい人
この章を参考に、見守りカメラがどのように使えるか、みなさんも考えてみてはどうでしょう?
設定について
- 『TPーLINKTapo』をアプリインストールする
- アプリの指示に従って操作
- 見守りカメラの電源を入れる
たったこれだけです。5分でおわります。
設置について
コンパクトだから、どこにでも置けます。
天井から逆さに吊り下げることもできますが、それでは面会機能は果たせませんね。
※注意点
設置は自分の部屋だけです。
個人情報のこともあるので、共有スペースや多床室での設置は避けましょう。
別に悪いことをするわけではありませんが、施設側にも一言いっておきましょう。
具体的な使い方
見守りカメラは、全てスマホ画面で操作します。
実際に使った感じはこんな感じです。
1.アプリを開く。
2.見たいカメラのボタンを押す。
これだけでモニターが作動して、こんな感じで画面が見れます。
3.『トーク』を押せば話ができます。
4.『パン&チルド』を押せばカメラが回転するので、位置調整ができます。
他にも色々な機能がついていますが、『面会』という用途であればこれだけで充分でしょう。
入所者の部屋と家族宅に互いに持てば、いつでも顔が見える状況になりますね。
この方法を使わない方がよい人
認知症の人には不向きです。
理由はオンライン面会と一緒です。
家族が一方的に(声なしで)見守りカメラを行う分には問題ありませんが、会話を求めるはイチかバチかですね。
ここだけの話、認知症の人に対しては施設職員から虐待を受けていないか、『監視カメラ』として使ったほうがよいかもしれません。
まとめ
介護施設では、まだまだ面会制限が続くといえます。
オンライン面会の取り組みは確かに素晴らしいし、今後は『面会にいかない面会』が新たな生活様式になるんでしょうね。
だけどまだまだ駆け出し状態。
若い世代は簡単に扱えても、50~60代である主介護者にとってはなかなか扱いが難しいですよね。
玄関のモニターのようにボタン一つで通じ合い、お互いに顔が見える機械がいつかは発明されると思います。
それまでの間、どうにかリアル面会に近い形ができないか、試行錯誤中です。
あなたは見守りカメラをどう使いますか??
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