母の担当ケアマネジャーがむかつく!!
あの人は毎月印鑑をもらいにきているだけ。
私の悩みを聞いてくれない。
結構なストレスになっているみたいですね。
実は私、居宅のケアマネージャーなんですが、ある担当の家族さんから、むかつかれています。
だから私はいつも思っています。
お願いだから担当を替えてくれ。
このまま放っておいても、良いことはないよ。
思ってはいるけど、口に出せない理由があるので、こちらもむかつきながら機械的に仕事をしています。
というわけで、
担当ケアマネジャーをむかついているあの家族さんに向けて、
- ケアマネジャーを変更するためにやること
- 放っておくと、まずいことが起きる
このことについて、現役ケアマネージャーである私の意見を伝えます。
どうかあの家族に届きますように…
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ケアマネジャーがむかつく。変更はどこに相談する?
むかつくと言っているケアマネージャーに相談するのは、ちょっと想像がつきにくいですよね。
それができたら苦労しません。
この章では、
『どこに相談すれば良いのか?』
ケアマネージャーを変えるための相談窓口を解説します。
①担当をお願いしたい居宅介護支援事業所に相談する
新しい居宅介護支援事業所に直接相談するのが一番スムーズな方法です。
今、〇〇ケアマネージャーなのですが、担当ケアマネージャーになってもらえないでしょうか?
そうですね。話を聞かせてください。
「担当ケアマネージャーの変更」はネガティブな相談です。
できるだけ、大ごとにならないように終わらせたいものです。
新しい居宅介護支援事業所の目星がついているようなら、ダイレクトに相談にいきましょう。
もちろん、むかつくケアマネージャーに前もって相談する必要もありません。
※居宅介護支援事業所とは居宅のケアマネージャーが働いている会社です。
②居宅介護支援事業所の管理者に伝える
管理者に相談すれば、穏便にケアマネージャーを変更してもらえます。
管理者を通すのが最も平和的な解決方法でしょう。
ただし、難しいのが管理者に伝える手段です。
電話でも対面でもよいのですが、担当ケアマネージャーにバレずに管理者とアポを取るのが悩みどころです。
ちなみに管理者の名前は『重要事項説明書』に記載してありますので、要確認を。
③担当ケアマネジャーに伝える
一番ダイレクトな方法ですが、強者でないとなかなかできません。
他のケアマネージャーに交代してほしいのですが…。
・・・。
いくらむかついていても、本人を目の前にはさすがに言いにくいですよね。
上手い言い訳があれば良いのですが、なかなか難しいです。
- 居宅介護支援事業所と自宅が遠い
- 男性(女性)ケアマネが苦手
通じそうな言い訳はこれくらいですね。
『なんで今さら…?』と疑惑を持たれるかもしれませんが…。
④包括支援センターに相談する
包括支援センターは居宅介護事業所を紹介してくれます。
しかし、平和的に解決したいのであれば、おすすめはしません。
考えてみてください。
『むかつく』『むかつかれる』その関係性になるまで、色んなことがあったのかもしれません。
少なくとも包括支援センターの職員よりは、たくさんの時間を過ごした結果です。
それをちょっと相談された包括支援センターが
「〇〇さんの家族からこんな相談があったので、他の事業所を紹介した。」
なんて、救世主のように言われたら元担当ケアマネージャーはどう思うでしょう。
なんだよ!事情も知らないくせに!イライラ
火に油を注ぎたくなければ、包括支援センターに相談するのはやめておきましょう。
よっぽど対面で言われた方がスッキリします。
というわけで、ケアマネージャーの変更を相談したいのであれば、
- 担当をお願いしたい居宅介護支援事業所
- 居宅介護支援事業所の管理者
このどちらかに相談することをおすすめします。
ケアマネージャーを変更しても、サービスは続けられる
手続きは必要ですが、なんら変わりなく利用できます。
手続きって?
手続きは新しいケアマネージャーがやってくれます。
むかつくなら、ケアマネジャーを変更したがよい理由
さて、ここが本記事の『核』となるところです。
ケアマネージャーは『むかつかれているから担当を変更してほしい』と単純に考えているわけではありません。
放っておくと、利用者に不利益なことが起きるので変更してほしいのです。
本当に困ったとき、ケアマネージャーに頼りにくい
生活が安定しているときは、
- ケアマネージャーなんていらない
- デイサービスに頼むから大丈夫
なんて考えがちです。ケアマネージャーの存在価値が薄いのは事実です。
そんな影の薄い存在ですが、ピンチになったときに最後まで見捨てずに助けてくれるのもケアマネージャーです。
デイサービスや訪問介護などのスタッフではありません。
これは間違いのない事実です!
その事実を踏まえたうえで、
- むかつくケアマネージャーにヘルプを出せますか?
- 意思疎通は取れるのでしょうか?
- 本当にあなたの母を救ってくれそうですか?
ケアマネージャーがむかつくのであれば、生活が安定しているときにこそ、ピンチに備えてケアマネージャーを変更しておくべきです。
ケアマネージャーの役割を理解していない人は『 ケアマネージャーの役割って何?。離れて暮らす家族ほど知っておくこと 』をどうぞ。
ケアマネージャー側も相談に乗りにくい
- 近寄らないでオーラ
- ケアマネージャーにだけ、そっけない態度
むかつかれているのはケアマネージャーも雰囲気で分かります。
俺、家族にむかつかれてる。
近づきにくい…
面倒だから機械的に訪問して、機械的に話を聞いています。
まさに『触らぬ神に祟りなし』。
ケアマネジャーからは変更の申し立ては出来ない
ケアマネージャーの方から担当交代を言ってくれないかな?
こっちが悪者みたいだから。
それは無理です!
ケアマネジャーは正当な理由なくサービス提供の拒否をすることを禁じられています。
ここでいう正当な理由とは
- これ以上担当を持ったら、運営基準に引っ掛かる
- あまりに遠く住んでいる利用者
- あっちにもこっちにもケアマネージャーの依頼をかけている
これ以外の場合は、相談を断れないし、もちろんケアマネージャーから変更申し立てなんてできません。
というわけで、いくら待ってもケアマネージャーから交代を言い渡されることはありません。
変更されたらケアマネジャーはむかついているのか?
ケアマネージャーにとって数十名の担当のうちの一人にしか過ぎません。
最初は「なんでやねん!」とぶち切れているかもしれませんが、冷静になればスッキリしたものです。
- 忙しくて、むかついている暇がない
- ケアマネージャー側も早くサヨナラしたかった
- あなただけがお客さんではない
来月から訪問しないで済むと考えれば、晴れ晴れしたものです。
ケアマネージャーを変更したときのデメリット
人付き合いですので、心理的な負担だけは覚悟しなければいけません。
気まずい
ケンカ別れをすると、その後も気まずい関係は続きます。
- 道でバッタリ会ったら…
- その後、居宅介護支援事業所に近づきにくい
出来るだけ元ケアマネージャーとは会わないように生活しましょう。
噂にされる
お互いさまですが、何もないということはありません。
- モンスターチルドレン
- あそこの家族は要注意
- 次のケアマネージャーかわいそう
『あのケアマネージャーむかつく』と家族が噂するように、ケアマネージャーも『あの家族は…』みたいに噂します。
(まとめ)ケアマネージャーがむかつかく。担当を変更してくれ
あなたもむかつくでしょうが、私もむかついています。
あなたが切ってくれなければ、私は毎月訪問しなければいけません。
それも機械的にです。
私の他人行儀な顔を見ればわかるでしょ?
どうか、あの家族に私の想いが届きますように。
お願いだから、早く担当ケアマネージャーを変えてくれ!!