親が入れる老人ホームを探しているんだけど、新型コロナウイルスの影響で見学はできますかね?
他に何か方法はありますか?
本当は老人ホームの見学に行って雰囲気を確認してから入所するかを決めたいですよね。
だけどほとんどの老人ホームが新型コロナウイルスの感染予防のために施設見学や体験入居は中止されています。
状況的に厳しい状況ですが介護は待ってくれません。
入所に向けて、今できる最善の対策を入所相談員の経験がある筆者が解説します。
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新型コロナウイルスの影響で施設見学ができない
令和2年4月29日時点で老人ホームの見学はかなり厳しい状況です。
と一方的に言われても困ると思いますので状況を解説します。
見学できない理由
- 高齢者は重度化しやすいため
- 集団生活であり、集団感染しやすいため
とにかく入所者の命を最優先するための取り組みです。
ちなみに今回は新型コロナウイルスで特に厳戒注意していますが、インフルエンザ時期も見学中止にする老人ホームは珍しくありません。
今の老人ホームの状況は
- 家族の面会もできない
- 洗濯物交換は玄関で行う
- 業者の出入り(例えばオムツ業者など)も玄関まで
よって見学なんてとんでもない話です。
見学できない期間
地域のコロナウイルスの状況にもよりますが、少なくとも緊急事態宣言が続いている間の見学は難しいでしょう。
もっと言えば予防に最善を尽くすため、緊急事態宣言終了後も当面(最低の最低でも2週間)は見学が難しいと思われます。
そもそも今老人ホームに入居できるのか?
結論としては限定的に入所はできるが、積極的に入所受け入れはしていないという状況です。
- 地域(市町村単位)で直近2週間以内に新規でコロナウイルスが出ていない
- 都道府県を跨いでの入居でないなど
現在入居している入居者を最優先して、老人ホーム独自の判断によります。
今できる最善の策は?
- インターネットで老人ホームを検索する
- パンフレットを請求する
- 電話で詳しく確認する
- 他にも資料を送ってもらう
- 知り合いがいれば口コミを聞く
今できる最善の策をやるしかありません。
インターネットで老人ホームを検索する
- 近くにどんな老人ホームがあるか
- 老人ホームの費用
これらはインターネットで簡単に検索できます。
というよりインターネットで検索した方が早いし網羅的に情報が得れます。
実際にケアマネージャーも老人ホームを探すときはインターネットで情報を得ているくらいです。
パンフレットを請求する
インターネットにも写真は載っていますが、全体の雰囲気はパンフレットが分かりやすいです。
費用なども分かりやすく記載してあります。
パンフレット請求は無料なので、気になる老人ホームがあれば検索ついでに請求してよいでしょう。
電話で詳しく確認する
パンフレットが手元に届いたら、分からないことを電話で聞いてみましょう。
見学に関しては条件付きでOKなところもあるかもしれません。
- 見学者の居住地の感染状況
- 当日の体温
- 入所者の居住スペースは見れずに、応接室対応など
他にも資料を送ってもらう
電話確認のついでに他にも施設の雰囲気が分かる写真があればもらえないか頼んでみましょう。
- 老人ホームで発行している新聞
- 旧パンフレットなど
ここまでやってもらって入所しなかったら断りづらいんですけど?(汗)
入所相談員としての経験上、結論気にしなくて良いレベルです。
相談員と言えど、結構会社の犬です。
あくまで営業でもありますし、見学させれずにゴメンナサイという感じです。
知り合いがいれば口コミを聞く
もし知り合いの両親などが入所していたり、知り合いに従業員がいれば評判を聞いてみましょう。
しかし負のエネルギーに偏りすぎる気もするので、話は半分程度の参考にしておきましょう。
まとめ
新型コロナウイルスの影響で老人ホームを見学するのはかなり難しいと言えます(令和2年4月29日現在)。
しかしこの状況でも入所をしなければいけないケースもあります。
通常より少ない情報になってしまいますが、今できる最善の策で対応していくしかありません。