ショートステイとは何ですか?
老人ホームに宿泊して介護を受けることです。
ショートステイをうまく使えば、家族の介護負担が少なくなり、自宅での介護を長く続けることができるようにもなります。
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ショートステイとは?どんな場面で使えるの?
自宅で介護を受けている人が短期間、老人ホームに泊まり介護を受けることができます。
泊まりができるデイサービスというイメージです。
ショートステイの役割
- 家族の用事や介護休暇
- リハビリをやりたい
- 入所施設が空くまでの利用
どんな場面でもショートステイは使うことができます。
週末に孫と旅行に行きたいけど、おばあちゃんを置いていくわけには…
中には負い目を感じる人もいるかもしれませんが、ショートステイはどちらかというと介護者のための支援です。
自宅で介護を続けるために必要であれば遠慮なく使いましょう。
ショートステイの過ごし方
- 9時自宅に迎え
- 10時到着
- 12時昼食
- 14時レクレーション
- 15時おやつ
- 18時夕食
- 19時歯磨き
- 20時就寝
- 翌日7時朝食
- 9時入浴
この後は前日と同じ
- 16時自宅へ送迎
※老人ホームによってスケジュールは違いますが、当日朝~翌日夕方までを老人ホームで過ごすことができます。
ショートステイが使える老人ホームとは
- 特別養護老人ホーム(特養)
- 介護老人保健施設(老健)
- 介護医療院
- 有料老人ホーム
いわゆる介護保険3施設と言われる老人ホームとその他の老人ホームでショートステイを行っています。
その他の老人ホームの代表的存在が有料老人ホームです。
特別養護老人ホーム
【短期入所生活介護】という介護保険を使ってショートステイを行います。
最も主流なショートステイであり、介護保険を使うので金額も安いです。
介護老人保健施設・介護医療院
【短期入所療養介護】という介護保険を使ってショートステイを行います。
リハビリなどがありますので医療的要素が必要な人には向いています。
有料老人ホームのショートステイとは
有料老人ホームには介護保険のショートステイという項目が存在しません。
よって独自ルールでショートステイを行っています。
同じように宿泊して介護を受ける所なのですが、独自ルールなので金額が高いです。
【PR】有料老人ホームのショートステイ。急な用事にも対応できます。
ショートステイの費用とは
- 介護度、施設の種類、部屋タイプによって料金は違う
- 特養より老健や介護医療院が費用は高い
介護保険の支払いとしては平均で1日1000円程です。
特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護医療院では限度額負担認定証というものが使えます。
世帯の収入によって食事代などが安くなる可能性があります。
介護保険負担限度額認定証を使えば費用が安くなる?手続きも簡単。
ショートステイの選び方
- リハビリに重点を置きたい
- 充実した設備の老人ホームが良い
- どこでも良いので利用したい
何に重点を充てるかで利用するショートステイの選定が変わります。
ショートステイを利用していると互いに馴染みの関係になり、将来的な入所施設に選ばれることも多いです。
ショートステイの段階から施設のことを把握していれば、いざ入所が必要な時に迷いも減ります。
検討材料がない場合は、見学や無料の資料請求もおススメです。
ショートステイの注意点
とても便利なショートステイですが無制限に使えるわけではありません。
注意しておく点が2点あるので担当ケアマネに要相談が必要です。
- 期間
- 介護度
期間
- 連続利用は30日まで
- 認定有効期間のおおむね半分程度
連続利用で31日目からは10割負担となりますので一旦ショートステイから帰宅するか、31日目を10割負担にすることでその後も継続利用が可能です。
有効期間の半分程度に関しては、自宅で生活できないなどの特別な理由があれば免れることはできます。
介護度
要支援1~要介護5まで、介護認定を持っていればショートステイは利用ができます。
しかし、認定に応じて介護保険の給付制限があります。
ショートステイばかり利用していると、介護度によってはデイサービスなどの他のサービスが使えなくなる場合もあります。
具体的に言えば、要支援1~要介護2までの方は要注意です。
ショートステイを20日使ったら、ベッドレンタルも出来なくなっちゃった(´;ω;`)ウゥゥ
ショートステイの使い方とは
入所施設のベッドの空きを活用してショートステイを運営するのが一般的です。
ベッドの空きには限りがあるので1~2カ月前には希望の日程をケアマネに伝えましょう。
単発的に使う
6月20日に出張で家を空けなければいけない。
では6/20~6/21で予約をとります。
この間のデイサービスは中止にしておきますね。
定期的に使う
週末は家族が毎週いません。
では毎週土日はショートステイを使いましょう。
定期的に必要だと分かっているのなら、1週間のスケジュールに組み入れてもらいましょう。
月曜 | デイサービス |
火曜 | |
水曜 | デイサービス |
木曜 | |
金曜 | デイサービス |
土曜 | ショートステイ |
日曜 | ショートステイ |
デイサービスとショートステイの違い
デイサービスとショートステイの大きな違いは「泊まりがあるか、ないか」の違いです。
ショートステイもデイサービスも昼間はほぼ同じスケジュールで活動を行います。
敢えて付け加えれば、デイサービスほどレクレーション活動などが盛んではありません。
昼間はデイサービスで過ごして、夜はショートステイに行くの?
ショートステイを利用する期間はデイサービスを使えません。
ショートステイの建物でショートステイの担当のスタッフより介護を受けることになります。
たとえ同じ建物であってもデイサービスは利用できません。
まとめ
ショートステイは短期間、老人ホームに宿泊して必要な介護を受けることができます。
介護度が重たくなるほどに、無くてはならない存在です。
終わりが見えない介護をするためにも、ショートステイは気楽に使いましょう。